卵子提供のメリット

母体を護るためという意味で卵子提供を考える

はじめから厳しい話になってしまいますが、女性の年齢が上がるにつれ卵子も老化するため、不妊治療を続けても妊娠、出産まで至らないことが多くなってきます。不妊治療のうち、体外受精は費用が高い上に、女性の側にはホルモン剤の服用や採卵の際の全身麻酔などストレスがかかり、幾度も残念な結果が続いてしまうと、経済的にも精神的にも負担が大きく、夫婦ともども疲れ切ってしまうことも少なくありません。その点、体外受精で卵子提供を受けるのなら、ドナー(卵子の提供者)は21歳から30歳までの心身ともに健康な女性ですから卵子そのものが若いので、妊娠、出産の確率がとても高くなります。そして、プロセスにおいて採卵がなく受精卵の移植だけで済むので余計なストレスがかかりません。

卵子提供によって抑えられるリスク

夫婦の自己精子と自己卵子からなる受精卵が無事着床したならば大いに喜びたいのですが、高齢の夫婦の場合、精子や特に卵子の老化が原因の一部となるさまざまなリスクを抱えることになります。まずダウン症などの染色体異常のリスクがあります。女性が40歳で出産したとき100人にひとりの確率となるといい、軽く考えることはできません。また、難産や流産の可能性も高まります。その他、妊娠特有の病気である妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)や妊娠糖尿病を発症する場合もあります。妊娠高血圧症候群は血圧が高くなるだけではなく、それに伴う体調不良や、場合によっては帝王切開に繋がる恐れもあります。これが、卵子提供による老化のない卵子であれば、それぞれのリスクの確率がかなり抑えられることになります。